1957-02-19 第26回国会 参議院 地方行政委員会 第3号
復帰当時の最悪時には、琉球円と日本円との交換額がわずかに七億円で、郡民一人当り三千五百円にすぎなかったとのことであります。現在、要保護世帯数の多いことは全国一で、全世帯数の一二%近くになっております。将来、急激な事業打ち切りにより、住民経済に大きな変動を与えることのないよう、十分なる配慮が望まるる次第であります。
復帰当時の最悪時には、琉球円と日本円との交換額がわずかに七億円で、郡民一人当り三千五百円にすぎなかったとのことであります。現在、要保護世帯数の多いことは全国一で、全世帯数の一二%近くになっております。将来、急激な事業打ち切りにより、住民経済に大きな変動を与えることのないよう、十分なる配慮が望まるる次第であります。
先ほどからの政府の御説明によりまして、奄美大島の祖国復帰に当つて、我が国が回収する琉球円の処理の問題であるとか、又それに見合うものとして琉球政府が奄美大島に対して持つている債権の放棄の問題であるとかいうようなことは、或る程度私たちはこれを了解したのでございます。